全米の自殺者増加に歯止めかからず

 健康問題に特化した米国最大の慈善団体Robert Wood Johnson財団State Health Access Data Assistance Center(SHADAC)のColin Planalp氏らによると、2000~17年の米国における自殺率に関する報告書(Suicide Rates on the Rise: Trends and Demographics across the Nation and in the States from 2000 to 2017)で、全米の自殺率が同期間に35%上昇したことが明らかとなった。特に憂慮されるのは、人口統計学的サブグループごとに自殺率の上昇度や自殺者数には差があったものの、ほぼ全てのサブグループおよび州で自殺率が上昇していること、直近の対象期間で上昇が加速していることである。