ω-3脂肪酸が児のADHD症状を改善

 魚介類などに含まれるω-3脂肪酸には、注意欠陥・多動性障害(ADHD)児の注意力を改善させる効果があることが示された。ただし、この効果は血中ω-3脂肪酸濃度が低値の児においてのみ見られたという。英・King's College LondonのJane Pei-Chen Chang氏らがADHD児を対象にω-3脂肪酸の一種であるイコサペント酸(EPA)サプリメントのADHD症状改善効果を検討した二重盲検ランダム化比較試験の結果をTransl Psychiatry2019; 9: 303)に報告した。