神経ホルモン遮断薬がLVAD患者の生存延長

 末期心不全患者では、植え込み型左室補助人工心臓(LVAD)と心臓移植以外の治療選択肢が限られている。LVAD使用者は増加しているが、抗凝固薬以外の薬物療法に関するデータは不足しており、神経ホルモン遮断薬(NHB)の有効性については不明であった。米・Yale UniversityのNihar R. Desai氏らは、LVADを使用する重度心不全患者でNHBの追加により生存率が延長しQOLの有意な改善が示されたとJAMA Cardiol(2019年11月18日オンライン版)に報告した。