D-ダイマー新基準で不要なCTを回避
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カナダ・McMaster UniversityのClive Kearon氏らは、肺塞栓症が疑われる外来患者約2,000例を対象に、検査前臨床的確率(C-PTP)評価とD-ダイマー検査の組み合わせによる肺塞栓症の除外診断について検討。その結果、標準的なD-ダイマー閾値500ng/mL未満の2倍である1,000ng/mL未満かつC-PTP低値を基準とすることで、肺塞栓症の発症リスクが低い患者の特定が可能であったとN Engl J Med(2019; 381: 2125-2134)に発表した。除外診断の対象が拡大されたことで、CT肺血管造影などの胸部画像診断を回避できた患者も増加した。