低〜中等度の飲酒もがんリスクに

 低〜中等度の飲酒によるがん罹患リスクの上昇が注目されているが、国内における低〜中等度の飲酒とがん罹患リスクとの関連に着目した研究は少なかった。東京大学大学院公衆衛生学教室の財津將嘉氏らは多施設症例対照研究を行い、「低〜中等度の飲酒でもがん罹患リスクが上昇することが示された」とCancer(2019年12月9日オンライン版)に発表した。