薬剤耐性菌で年8,000例超が死亡
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薬剤耐性(AMR)は世界的な課題であり、日本でもAMRによる被害が深刻化している。国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター主任研究員の都築慎也氏らは、AMR菌の中でも高頻度なメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびフルオロキノロン耐性大腸菌(FQREC)について、国内におけるそれらの菌血症による死亡者数を検討。その結果、両者の菌血症による死亡者数は年間約8,000例に上ることが明らかになったとJ Infect Chemother(2019年12月1日オンライン版)に発表した。日本におけるAMR菌による死亡者数を全国規模で調査した研究は、今回が初となる。