アトピー性皮膚炎、新たな治療の扉開く
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わが国のアトピー性皮膚炎(AD)患者は現在、約50万人と推定されている。ADの原因として多いのがダニである。筑波大学生存ダイナミクス研究センター教授の渋谷彰氏らは、ダニによるADの発症メカニズムを解明するため、マウスを用いた検討を実施した。その結果、ダニによるADの発症に関与する原因遺伝子を特定。さらに、ダニの成分に含まれるムチン様分子がADの抑制に働くことを世界で初めて発見したと、Sci Immunol(2019; 4. pii: eaax6908)に発表した。