新型コロナに「冷静な対応を」

 連日、メディアにおいて過熱気味に報じられる新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症。世間に不安が広がる中、感染症専門医によるリスクコミュニケーションの重要性が増している。日本感染症学会と日本環境感染学会は1月29日、学会員に対し「感染症の専門家として冷静な対応を指導してほしい」と呼びかける声明を公式サイトに掲載。情報が限られる中で難しい判断が必要となるが、国別症例数や死亡数など信頼できる情報、感染症の専門家としてのこれまでの経験を参考に、2019-nCoVの感染性、病原性を考慮した対応を求めている。