"イリュージョン"で強迫性障害の克服を

 強迫性障害(OCD)は世界で50人に1人が罹患し、汚染への過度の不安が引き起こす洗浄行動が生活に深刻な影響を与える。時に難渋するOCDの治療において、偽の手を自分の手と錯覚させるラバーハンドイリュージョン(RHI)の手法が有用な一手になるかもしれない。英・University of Cambridge School of Clinical MedicineのBaland Jalal氏らが、RHIを用いた検討の結果をFront Hum Neurosci2020; 13: 414)に報告した。