新型肺炎の重症化例を見据えた体制整備を

 中国武漢市に端を発した新型コロナウイルスによる新型肺炎は、中国本土の死者が既に重症急性呼吸器症候群(SARS)を上回る800人を超え、日本を含む多くの国・地域で感染者が報告されている。レジリエンスジャパン推進協議会が本日(2月10日)、東京都で開いた記者会見で、感染症対策の専門家である東北医科薬科大学特任教授の賀来満夫氏が講演。国内の新型コロナウイルスの発症者の重症化に備え、「感染症専門医、集中治療医、呼吸器内科医、腎臓内科医などによる多科連携の医療チームでの治療が大事になる。どこの医療機関が担えるのか、考えておく必要がある」と強調した。なお、国民向けに緊急提言が行われた。