豆、野菜、果物が多いほど死亡リスク低下

 欧米では食物繊維摂取量と幾つかの非感染性疾患リスクとの逆相関関係について報告されているが、これまでアジア人における報告はなかった。国立がん研究センターの片桐諒子氏らは、日本人約9万人を対象に食物繊維の摂取量と死亡リスクの関係を検討した結果を、Am J Clin Nutr2020年1月28日オンライン版)に報告。日本人でも食物繊維、特に豆類、野菜類、果物類由来の食物繊維の摂取量が多いほど、全死亡リスクは低下することが示された。