薬物耐性結核に薬物療法で立ち向かう
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世界保健機関(WHO)は「ストップ結核戦略」として、2035年までに世界的な結核撲滅を目指している。結核の中でも薬物耐性結核の患者は治療法が限られている上、その大半が予後不良という課題がある。南アフリカ・University of the WitwatersrandのFrancesca Conradie氏らは広範囲薬物耐性結核(XDR-TB)患者および多剤耐性結核(MDR-TB)患者(副作用により二次治療が中止された薬物耐性結核患者を含む)を対象に、抗菌薬3剤併用による非盲検試験を実施したとN Engl J Med(2020年3月5日オンライン版)に発表した。