抗菌薬の繰り返し処方が入院リスクに

 英国のイングランドとウェールズにおける200万人超の電子カルテデータ解析に基づく研究で、抗菌薬の処方回数と入院リスク上昇との関連が示された。過去3年間の一般的な感染症に対する抗菌薬処方回数が9回以上の患者では処方回数0~1回の患者と比べ、3カ月以上経過後に別の感染症により入院するリスクが2.26倍であった。詳細は英・University of ManchesterのTjeerd Pieter van Staa氏らがBMC Med(2020; 18: 40)に報告した。