外科医の3分の2は手術後に首の痛み

 手術執刀後の外科医における筋骨格障害について検討した研究の結果、外科医の約3分の2が頸部痛の増加を経験しており、4分の1が頸部から腰部にかけて臨床的に有意な痛みがあると回答した。米・Mayo ClinicのSamuel Money氏らがJ Am Coll Surg(2020; 230: 554-560)に報告した。今回の研究では、手術中に首に負担がかかる姿勢を取る時間が、腹腔鏡手術で手術時間全体の42%、観血手術で80%に及ぶことも分かった。