今、集中治療を守るためにあらゆる手立てを!
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日本でも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の爆発的患者急増(オーバーシュート)が間近といわれている。現段階で最も危惧されるのが、いわゆる医療崩壊、特に重症患者に対する集中治療体制の崩壊であろう。昨日(4月1日)、日本集中治療医学会理事長の西田修氏は、この点に関する深刻な問題意識を表明した。イタリアにおけるCOVID-19患者の致死率の高さは集中治療室(ICU)のベッド数の少なさが原因であり、日本のICUベッド数はさらにその半分だという。同氏は、患者集中時のシミュレーションなど今できるあらゆる手立てを施して、集中治療体制を維持しようと強く訴えた。理事長声明の主旨を紹介する。