新型コロナで救急医療崩壊が加速

 日本救急医学会(代表理事・嶋津岳士氏)および日本臨床救急医学会(同・坂本哲也氏)は4 月9 日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する緊急事態宣言において、安倍晋三首相が医療提供体制の逼迫について言及した点を踏まえ、救急医療が直面している現状と課題をまとめた代表理事声明を公式サイトで発表した。両学会は、医療崩壊が生じる兆候が救急医療体制の崩壊だと指摘。学会員から窮状を訴える声が上がっていることを明かすとともに、行政関係者に対し強く理解を求めた。