紫外線殺菌、ヒトへの安全性を実証

 医療現場での使用を目的に開発された波長222nmの殺菌ランプは、高い殺菌力を有するものの、人体への安全性は確認されていなかった。神戸大学大学院皮膚科学分野教授の錦織千佳子氏らは、紫外線に弱いマウスモデルを作製し、波長222nmの紫外線(UV-C)を反復照射。その結果、照射を繰り返しても皮膚がんにはならず、安全であることを世界で初めて明らかにし、Photochem Photobiol2020年3月29日オンライン版)に発表した。