1回の血液検査で50種類以上のがんを検出

 血中遊離DNA(cell-free DNA;cfDNA)のメチル化状態を解析する技術を用いることで、1回の血液検査で50種類以上のがんを検出でき、がんが存在する部位も特定できたとの研究結果を、米・Mayo ClinicのMinetta C. Liu氏らがAnn Oncol(2020年3月30日オンライン版)に発表した。同氏らは「将来的には、複数のがん種を早期に発見するための集団レベルでのスクリーニングに応用できる可能性がある」としている。