緊急血管内治療時の新型コロナ院内感染対策

 超急性期の脳卒中患者に対する機械的血栓回収術はガイドラインで推奨される治療であり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延下においても提供し続ける必要がある。こうした中、東海大学脳神経外科講師のKittipong Srivatanakul氏らのチームはCOVID-19疑い例に対して緊急血管内治療を施行する際の医療従事者における感染予防および院内感染予防を目的とした環境汚染対策に関する独自のマニュアルを作成、日本脳神経血管内治療学会の学会誌Journal of NeuroEndovascular TherapyJNET 2020年4月21日オンライン版)に発表した。マニュアルでは、患者スクリーニング、初期評価および医療従事者感染予防/環境汚染対策に関するプロトコルを示している。