円錐角膜、日本人の有病率は0.7%

 円錐角膜(keratoconus;KC)は角膜の菲薄化、前方突出を主徴とし、進行性の視力障害を来す疾患。KC発症を予測する上で、KCだけでなくKCの前段階である円錐角膜疑い(keratoconus suspect;KCS)の検出が重要である。今回、山形大学眼科学講座の難波広幸氏らは一般集団を対象にKC/KCSの有病率を検討した結果、それぞれ 0.7%、4.2%であったと角膜カンファランス2020(4月15日~5月11日ウエブ開催)で報告した。