尿酸高値、女性限定の意外な功とは

 痛風や腎障害を引き起こす悪者という印象の強い尿酸。熊本大学大学院遺伝子機能応用学講座准教授の首藤剛氏らの共同研究グループは、そんな尿酸の意外な作用を明らかにした。マウスおよびヒトの細胞を用いた実験と、ヒト疫学データの解析を実施したところ、尿酸が加齢や肺疾患に伴う「女性の」肺機能低下に対して保護的に働くことが示されたという。詳細は、Antioxidants (Basel)2020; 9: pii: E387)に掲載された。