小児期の虐待経験が生活習慣病リスクに?

 小児期に不適切な養育(広義の虐待)を受けた人は成人後の心臓病、高血圧、2型糖尿病の発症リスクが有意に高いことが分かった。英・University of BirminghamのJoht S. Chandan氏らがJ Am Heart Assoc(2020; 9: e015855)で報告した。不適切な養育には、積極的な加害行為である虐待(abuse)と養育の怠慢・放棄であるネグレクト(neglect)が含まれ、英語では両者を合わせてmaltreatmentの語を当てている。