婦人科でロボット手術プロクター制度が発足

 da Vinciサージカルシステムによるロボット支援手術は、わが国では2012年に泌尿器科(前立腺がん)で保険収載され、2018年以降、他の診療科にも適応が拡大されてきた。同手術は、従来の内視鏡手術にロボット機能を組み合わせることで、安全性と正確性が向上する一方、技術習得には一定の修練が必要なため、婦人科領域で執刀できる医師数は限られているのが現状だ。このほど日本婦人科ロボット手術学会(JSGRS)が制度化したプロクター(手術指導者)制度について、鹿児島大学病院産科婦人科教授の小林裕明氏に聞いた。