COVID-19死亡例、肺障害の特徴は?
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者における肺の特徴が明らかになってきた。ドイツ・University of Witten-HerdeckeのMaximilian Ackermann氏らは、COVID-19で死亡した患者7例の剖検肺検体を、2009年に大流行したインフルエンザ(A/H1N1)に続発した急性呼吸窮迫症候群(ARDS)で死亡した患者7例の肺検体、さらに移植のため提供されたが使用されなかった感染のない10例の肺検体と比較検討。その結果、COVID-19死亡例では、A/H1N1死亡例と比べて肺胞毛細血管における微小血栓の数が9倍に達していたことなどが示された。詳細はN Engl J Med(2020年5月21日オンライン版)に掲載されている。