肺がん術後オシメルチニブ、DFSを大幅改善

 非小細胞肺がん(NSCLC)では、完全切除後の再発率が高いことが問題となっている。米・Yale Cancer CenterのRoy S. Herbst氏は、ⅠB~ⅢA期の上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性NSCLC患者の術後療法における第三世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬オシメルチニブの有効性と安全性をプラセボを対照に比較検討した第Ⅲ相臨床試験ADAURAの結果から、無病生存期間(DFS)の大幅な改善が認められたと米国臨床腫瘍学会(ASCO20 Virtual Scientific Program、5月29~31日、ウェブ開催)で報告した。