世界の乾癬の発生率・有病率が明らかに

 世界保健機関(WHO)は2014年の世界保健総会において、加盟国に対し乾癬を重篤な非感染性疾患として認識し、乾癬の疫学をより深く理解することを求める決議を採択した。しかし、これまでの研究で得られた乾癬の疫学についてはその知見にギャップがある。英・University of ManchesterのRosa Parisi氏らは、乾癬の発生率と全世界、地域別および国別の有病率を推定するため、システマチックレビューおよびメタ解析を行った。その結果、高所得地域や高齢者が多い地域で高かったことなどを、BMJ2020; 369: m1590)に発表した。