中国の助成を受けたRCTに言語バイアス

 近年、中国からの助成を受けたランダム化比較試験(CS-RCT)の発表件数が急増しているが、英語で発表される論文が公正に選択されているかどうかは明らかでなかった。米・Johns Hopkins UniversityのDavid D. Celentano氏らは、臨床試験登録サイトと文献データベースの情報を基に、CS-RCTの結果により発表言語にバイアスが存在するか否かを検討。研究者にとって好ましい結果が得られたCS-RCTは、そうでないものに比べ英語で発表される傾向が強いことなどが分かったとJAMA Netw Open(2020; 3: e205894)に報告した。