COVID-19患者への血漿療法に有効性見られず
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最近、重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者数例において回復期血漿輸血後の転帰改善が報告されたことから、ランダム化比較試験による検証が求められていた。中国・Chinese Academy of Medical SciencesのLing Li氏らは、重症および重篤なCOVID-19患者に対する回復期血漿療法の有効性・安全性を評価するため、標準治療+回復期血漿療法と標準治療単独を比較する多施設ランダム化臨床試験を実施。臨床的改善までの期間に有意差は見られなかったことをJAMA(2020年6月3日オンライン版)に発表した。(関連記事「COVID-19重症例に回復例の血漿投与が有益か」)