抗てんかん薬がAD患者の死亡リスクに関連

 抗てんかん薬の使用は、地域で暮らすアルツハイマー病(AD)高齢患者の死亡リスク上昇に関連することが示された。University of Eastern FinlandのTatyana Sarycheva氏らは、2005~11年にフィンランドでADと診断された約7万人における抗てんかん薬の使用状況を追跡調査した結果をNeurology(2020年5月19日オンライン版)に発表。認知障害を有する高齢者では、てんかん以外の適応症への抗てんかん薬の使用は慎重にすべきと警鐘を鳴らしている(関連記事「高齢者の多剤服用の対策が急務に」)。