膵がんリスク、野菜だけでなく豆腐でも上昇

 膵がんは進行が早く、多くが予後不良である。そのため、予防に関する研究結果の蓄積が望まれている。これまでの研究から、野菜の摂取で膵がんの罹患リスクが上昇することが報告されている(関連記事「膵がんリスクは果物で低下、野菜で上昇」)。今回、国立がん研究センター社会と健康研究センターセンター長の津金昌一郎氏らは、大豆食品の摂取と膵がん罹患リスクとの関連を検討。その結果、野菜だけでなく大豆でも膵がんの罹患リスクが上昇することが示唆されたと、Cancer Epidemiol Biomarkers Prev2020; 29: 1214-1221)に発表した。