重症COVID-19で血液がん治療薬の有効性確認
- 感染症
- 薬剤情報
- IL-6阻害薬
- JAK阻害薬
- がん
- その他海外公的機関
- アウトブレイク
- サリルマブ
- トシリズマブ
- トファシチニブ
- バリシチニブ
- パンデミック
- ヒドロキシクロロキン
- リウマチ
- レムデシビル
- 不整脈
- 呼吸器内科
- 呼吸器疾患全般
- 感染症
- 感染症全般
- 新型コロナウイルス感染症
- 新興感染症
- 白血病
- 肺炎
- 血液がん
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う重症肺炎やサイトカインストーム(過剰免疫反応)によって発症する急性呼吸窮迫症候群(ARDS)への有効性が期待されているブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬acalabrutinibの小規模の臨床試験結果を米国立がん研究所(NCI)のMark Roschewski氏らの研究グループがSci Immunol(2020; 5: eabd 0110)に発表した。重症COVID-19患者に同薬を投与した試験で、大半の患者で血中酸素濃度が投与開始後1~3日で改善し、C反応性蛋白(CRP)やインターロイキン(IL)-6といった炎症マーカーが迅速に正常化したことが確認された。