血栓溶解療法、早く開始するほど長期予後良好

 米・Cleveland ClinicのShumei Man氏らは、急性期脳梗塞患者6万例超を対象に病院到着から組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)静注による血栓溶解療法を開始するまでの時間(door-to-needle time;DTN時間)と長期予後との関連を後ろ向きコホート研究で検討。DTN時間が45分以内の患者では、45分超の患者と比べて治療後1年間の全死亡率および再入院率が有意に低下したとJAMA2020; 323: 2170-2184)に発表した。