FGM測定は血糖コントロールに有用

 フラッシュグルコースモニタリング(FGM)は近年登場した血糖測定機器。腕に装着したセンサーで組織間質液中のグルコース濃度を連続的に測定し、血糖値を算出する。名古屋大学大学院糖尿病・内分泌内科学教授の有馬寛氏らは、インスリン療法を行っていない2型糖尿病患者を対象に、FGMの効果を検討するランダム化比較試験(RCT)を実施。その結果、FGMを用いた血糖変動の測定は糖尿病コントロールに有用であり、その効果は測定終了後も継続することが明らかになったと、BMJ Open Diabetes Res Care2020; 8: e001115)に発表した。