未治療肺がんでEGFR-TKI同士の併用が好成績

 非小細胞肺がん(NSCLC)に対する上皮成長因子受容体阻害薬(EGFR-TKI)の2剤併用はまだ認められていないものの、EGFR-TKIは薬剤による遺伝子変異獲得がそれぞれ異なることから、併用療法の可能性が議論されている。米・Dana-Farber Cancer InstituteのJulia K. Rotow氏らは、Ⅳ期NSCLC患者の一次治療におけるオシメルチニブ+ゲフィチニブ併用の可能性を検証した第Ⅰ/Ⅱ相試験結果を第56回米国臨床腫瘍学会(ASCO20 Virtual Scientific Program、5月29~31日、ウェブ開催)で発表。実現可能性と忍容性が期待できることを示した。