エタノール濃度50%以上でコロナ不活化

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)対策としての消毒法については厚生労働省、国立感染症研究所などが情報を提供しているが、現在流通している製品(医薬部外品・雑貨工業品)のウイルス不活化効果に関する情報は少ない。そこで北里大学大村智記念研究所ウイルス感染制御学研究室Ⅰ教授の片山和彦氏らは、エタノールや界面活性剤成分を含有する市販の医薬部外品、洗剤や漂白剤といった雑貨工業品などを対象に、SARS-CoV-2の不活化評価を実施。不活化効果が確認できた製品やエタノールの濃度について同研究所の公式サイトで発表した。