ctDNAによりEGFR+MET阻害薬の効果予測

 上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者におけるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)への耐性獲得の原因としてEGFR-T790M変異やMET増幅などが知られているが、血中循環腫瘍DNA(ctDNA)の解析により、MET増幅を有するEGFR変異陽性のNSCLC患者に対するEGFR-TKI+MET阻害薬の効果を予測できる可能性が示唆された。米国がん研究協会(AACR Virtual Annual Meetings Ⅱ、6月22~24日、ウェブ開催)において、米・アストラゼネカ社のRyan Hartmaier氏らが報告した。