ベンペド酸投与でLDL-C低下

 スタチン単独でLDLコレステロール(LDL-C)が十分に低下しなかったりスタチン不耐の高コレステロール血症患者では、代わりとなる脂質低下療法が必要とされている。ポーランド・Medical University of ŁodźのMaciej Banach氏らは、こうした患者を対象に新クラス薬のbempedoic acid(ベンペド酸)とプラセボの有効性および安全性を比較した4件の第Ⅲ相ランダム化比較試験(RCT)のプール解析の結果、ベンペド酸の投与でLDL-Cが有意に低下し、安全性も許容範囲であったとJAMA Cardiol(2020年7月1日オンライン版)に報告した。