ALT/AST上昇でコロナ予後不良の可能性

 香港・Chinese University of Hong KongのGrace Lai-Hung Wong氏らは、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV-1)、現在流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、その他のヒトコロナウイルス(HCoVs)の感染者3,000例以上のデータを基に、感染に伴う肝障害と関連する因子を検討。その結果、ALT/AST値上昇、ロピナビル/リトナビル配合剤投与などが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の独立した転帰不良因子であることなどをGut2020年7月8日オンライン版)に報告した。