コロナ回復患者の9割が持続症状を経験

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急性期症状として咳、発熱、呼吸困難、筋骨格系症状(筋肉痛、関節痛、倦怠感)、胃腸症状、無嗅覚症/味覚異常が知られている。一方で、COVID-19が回復した後の症状に関する情報は少ない。イタリア・Fondazione Policlinico Universitario Agostino Gemelli IRCCSのAngelo Carfì氏らは、COVID-19を発症して入院し、その後回復した患者の経過を調査。回復後もなんらかの症状が持続していると訴えた患者が87.4%に上ったとJAMA2020年7月9日オンライン版)に報告した。