CTCは肺がんの早期発見マーカーとして不十分
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がんは依然として致死率の高い疾患であり、早期の発見と治療介入が重要な課題となっている。現在、がんの早期発見ツールとして、さまざまなバイオマーカーの有効性が検証されている。フランス・Universitaire de NiceのCharles-Hugo Marquette氏は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の既往例を対象にISET(Isolation by Size of Epithelial Tumor Cells)法で抽出した血中循環腫瘍細胞(CTC)の肺がん早期発見ツールとしての有用性を検証。その結果、低線量胸部CTと比べて感度が低かったことをLancet Respir Med(2020年7月8日オンライン版)に発表した。