世界の乳がんは増加傾向

 世界の乳がん罹患率は上昇傾向にあり、患者増加による疾病負担が世界的に増大していることが示された。カナダ・Alberta Health ServicesのEmily Heer氏らが、41カ国44集団における閉経前および閉経後乳がんの罹患率と死亡率、長期的な動向を解析した結果をLancet Glob Health2020; 8: e1027-e1037)に発表した。閉経前・後を区別して乳がんの世界的な傾向を検討した研究は今回が初という。