高齢者1,300万人がオンライン診療難民?

 新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、各国でオンライン診療の導入が急速に進んでいる。誰もがいつ・どこでも使用でき利便性が大きい半面、機器の操作に不慣れだったり障害があったりする高齢者では、その恩恵を受けられない可能性がある。米・Division of Geriatrics, Department of Medicine, University of CaliforniaのKenneth Lam氏らは、同国でどれくらいの高齢者がオンライン診療の潮流から取り残されているかを評価する横断研究を実施。その数は1,300万人に上ると推定されたことをJAMA Intern Med2020年8月3日オンライン版)に報告した。