16種のてんかん分類から発作マップを開発

 フランス・Aix Marseille UniversityのMaria Luisa Saggio氏らが、客観的な数理モデルに基づく新たなてんかん分類システムをeLife2020; 9: e55632)に発表した。同氏らは、世界のてんかん患者100例超の発作時脳波データを解析し、発作の起始~停止の動的パターン(dynamotype)により16種類に分類。Taxonomy of Seizure Dynamotypes(TSD分類)と命名し、それに基づき発作マップを開発した。なお、この国際研究チームにはオーストラリア・University of MelbourneおよびMonash University、ドイツ・University of Freiburg、日本からは京都大学も参加している。