病院の耐震化、4分の1で進まず

 厚生労働省は8月17日、昨年度(2019年度)の病院の耐震改修状況調査結果を取りまとめ、公表した。災害拠点病院および救命救急センター(以下、医療拠点)では耐震化率が92.4%に上っていた一方で、医療法で規定する20人以上の患者を入院させる施設を有する病院(以下、一般病院)では76.0%にとどまっており、国土強靭化アクションプラン2015において設定された今年度末までの達成目標である80%に達していない現状が明らかとなった。(関連記事「公共診療施設の耐震率は91.6%」)