米国で肺がん死亡率が急激に低下

 米国で肺がんの死亡率が低下している。米国立がん研究所(NCI)のNadia Howlader氏らが全米の死亡登録とがん登録のデータをリンクさせて解析した結果、小細胞肺がん(SCLC)の死亡率低下は発生率の低下と一致していたが、非小細胞肺がん(NSCLC)の死亡率は、治療の進歩により発生率の低下より速い速度で低下していることが分かった。詳細はN Engl J Med(2020; 383: 640-649)に発表された。