高輝度膵が膵がんリスクと関連の可能性

 国立がん研究センターがん情報サービスによると、2019年のがん罹患数予測では膵がんは4万600例と30年前の10倍程度に増加し、がん死亡数予測では3万5,700例と全がんの4位を占めている。さらに膵がん患者全体の5年生存率は極めて低いことから、早期発見だけでなく、高リスク者のスクリーニングが重要となる。こうした中、名古屋大学大学院消化器内科学の鈴木博貴氏は、経腹壁超音波検査(US)を用いて膵実質の輝度と膵がん発症リスクの関連を検討。第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)で結果を報告した。