患者報告アウトカム活用で緩和ケアの質向上

 患者報告アウトカム(PRO)は症状やQOLについて、医師・医療者の介在なしに患者自身が判定する主観的評価であり、緩和ケアの現場における痛みの評価などで日常的に使用されている。PROに関する最近の動向と近年進められている緩和ケアの質の評価について、東北大学大学院保健学専攻緩和ケア看護学分野教授の宮下光令氏が緩和・支持・心のケア合同学術大会2020(8月9~10日、ウェブ開催)で報告した。