新型コロナ、感染拡大のキーワードは?

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は現段階では不明点も多いが、飛沫感染や接触感染が主な感染経路と考えられるため、人を取り巻く環境が感染にどのように影響するかについて解明することは重要である。近畿大学環境医学・行動科学准教授の東賢一氏らは、国内28地域における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染状況と気象データおよび大気汚染データを解析。その結果、適度に高い外気温、長い日照時間、高濃度の浮遊粒子状物質(SPM)が感染拡大のリスクになることが明らかになったと、Environ Res2020年8月12日オンライン版)に発表した。(関連記事「気象で新型コロナ拡大地域を予測できるか」