日本心臓病学会、オンライン集会を開催中

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、今年(2020年)9月18日(金)~20日(日)の3日間にわたり広島市で開催予定だった第68回日本心臓病学会学術集会は中止となった。毎年行われている演題発表なども今年はないものの、代わりにOnline 集会として栄誉賞、教育貢献賞受賞者による記念講演、各種Award報告や学術集会で予定されていた教育講演の一部を、現在公式サイト上でオンデマンドで視聴できるようになっている。

 同学会代表理事の萩原誠久氏(東京女子医科大学循環器内科教授・講座主任)は、「臨床教育の充実が当学会の重要なミッションの1つ。その実現には、若き臨床心臓医、循環器専門医の育成だけでなく実地医家、メディカルスタッフに対する教育、研修面を絶えず推進し続ける必要がある。COVID-19の影響から例年通りの開催はできない中でも、少しでも学んでほしい」と述べ、多くの聴講を呼びかけた。同学会では、今後もウェビナーなどで教育コンテンツの配信に力を入れる方針だ。

 なお、視聴は無料で登録も不要だが、期間は9月末までの予定としている。