どうする? COVID-19流行時の喘息管理

 国際医療福祉大学呼吸器内科学教授の黨(とう)康夫氏は、第1回日本喘息学会(8月8〜9日)で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行時の喘息管理をテーマに講演。喘息とCOVID-19に関するさまざまな報告を紹介した上で、「まだ一貫した知見が得られていないものの、喘息患者では吸入ステロイド薬(ICS)を継続しながら、基本的な感染防御対策を行うことが重要」と強調した。なお、経口ステロイド薬を投与中の重症喘息患者は同薬から早めに離脱することが望ましく、そのための方策として生物学的製剤の導入が推奨されると述べた。